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■シリアルサーボ制御方法(2) ICS編

 
関連カテゴリー: ICS, ダウンロード, テクニカルガイド

ICSコマンドについて

今回は弊社製シリアルサーボモーターを動かすためのICSコマンドについて説明します。

ICSとは「Interactive Communication System」の略で、近藤科学独自のデータ通信規格です。従来はPWM※でサーボモーターに角度の指令を送っていましたが、特性の変更や拡張などをより細かく制御するため、規格をシリアル通信に変更しました。

ICSバージョン2.0では主にサーボモーターの位置制御や特性の変更をするために使用されてきましたが、現在はその他のデバイスも接続できるように拡張されています。バージョン3.5ではサーボモーターのモーター温度などが読み込めるようになりました。

ICSコマンドはICSデータ通信の規格に沿った命令のことを言います。通信規格など基本的な構造は次のようになります。

シリアル通信設定

通信速度 115200bps、625000bps※、1250000bps※(※ICS3.0以降)
データ長 8ビット
ストップビット長 1ビット
パリティ 偶数
フロー制御 なし

 

データ構造

バイト数 1(CMD) 2(SC) 3~N-1(DATA)
内容 コマンドヘッダ=
メインコマンド+ID番号
サブコマンド データ

コマンドヘッダ(CMD)部分は、メインコマンド4種類(ポジション、読み出し、書き込み、ID設定)とサーボモーターにセットされたID番号を連結したものです。下記のメインコマンド一覧にある数値で、「0b」がついているものは2進数での表記となっています。またこれ以降「0x」とついているものは16進数表記です。

ポジション(サーボモーターの回転角度を決める) 0b100XXXXX
読み出し(パラメーターを読み出す。種類はサブコマンドで決める) 0b101XXXXX
書き込み(パラメーターを書き込む。種類はサブコマンドで決める) 0b110XXXXX
ID(ID番号の読み込み、または書き出しを行う) 0b111XXXXX

XXXXXには5ビットのID番号が入ります。例えばID=12(5ビットの2進数で01100)のサーボにポジションをセットする場合は、ICSコマンド第1バイト目(コマンドヘッダ、CMD)は「0b10001100」となります。

サブコマンド(SC)は、メインコマンドのオプション設定で、サーボモーターのスピード、ストレッチ、電流値などがあります。ポジションコマンドにはサブコマンドはありません。下記一覧の※マークはICS3.5以降のサブコマンドです。

EEPROM
0x00
サーボモーターのROMデータに直接アクセスする
STRC
0x01
ストレッチデータを扱う
SPD
0x02
スピードデータを扱う
CUR※
0x03
電離位置を読み出す、または電流制限値を書き込む
TMP※
0x04
サーボモーターの温度を読み出す、または温度制限値を書き込む

データ(DATA)は読み出しの場合は指定しません。書き込みの場合にサーボモーターに書き込みたいデータを指定します。ポジションコマンドのデータ部分だけは特殊なデータ構造になります。下記データ構造を作る方法は「コマンド例」をご覧ください。

POS_H ポジションデータの上位7ビット
POS_L ポジションデータの下位7ビット

データ構造で特に注意するのは、第1バイト目以外は全てMSB(1バイトデータのもっとも上位にあるビットのこと、8ビット目のこと)を0にする必要があることです。ICS規格では、MSBが1のデータからコマンドヘッダとID番号を読み取ろうとしますので、サブコマンドやデータ部分のMSBが1の場合にはコマンドヘッダと間違えて誤動作する可能性があります。

 

コマンド例と返値について

スピードの変更

簡単な例として、ID番号が10のサーボモーターのスピードを変更するICSコマンドを作成してみます。リファレンスマニュアルから、設定できるスピード値は0~127(数値が小さいほど速度が下がる)であるので、ここでは100と設定します。

  • スピードをサーボモーターにセットするには書き込みコマンド(0b110XXXXX)を使います。
  • ID番号は10(2進数で0b00001010)です。
  • スピード設定サブコマンドは2です。

メインコマンドが「0b110XXXXX」で、ID番号は「0b00001010」ですので、CMDは11001010=202(0xCA)となります。

CMD SC DATA(SPD)
202(0xCA)
2(0x02)
100(0x64)

スピード変更などの書き込みコマンド実行時には、サーボモーターから次のような返事が来ます。

送信コマンドのループバック R_CMD SC DATA(SPD)

ここで「送信コマンドのループバック」とは、送った3バイトのデータがそのまま返ってくることを示しています。ICS規格では送信線と受信線が同じ(詳細は「シリアルサーボ制御方法(1) 回路編」を参照してください)であるため、データを送ると同時に受信してしまうからです。

普通のマイコンでは送信時に受信はできません(フロー制御がないとき)ので、ループバックは無視して3バイトのみの受信でかまわないのですが、パソコンなどのOSが搭載されているものでは、ループバックはバッファに自動的に保存されますので、サーボモーターから来た返事は6バイト受け取るようにしてください。

なお4バイト目のサーボモーターから返ってきたCMDはMSBが0となっていますので、この例では送信CMD=202(0xCA)に対して、R_CMD=74(0x4A)が返ります。

ID番号を読み出す

ID番号を読み込むコマンドは他のコマンドと構造が違います。サーボからIDを読み取る時には、CMD=0xFFとしてください(※IDが分からないサーボモーターからも読み込むため)。SCは0固定で、3回繰り返します。

CMD SC SC SC
255(0xFF)
0(0x00)
0(0x00)
0(0x00)

サーボモーターからは下のようなデータが返ってきます(PCで受信した場合のみ5バイト、そうでないなら1バイトのみ返る)。

送信コマンドのループバック R_CMD

R_CMDには、ID読み込みコマンド0b111XXXXXとサーボモーターのID番号0b000XXXXXが合わさった1バイトのデータで、MSBが0になったものが返ります。例えば読み出したサーボモーターのID番号が25(0b000110011)だった場合は、R_CMD=0b011110011(243=0xF3)が返ってきます。

サーボモーターのポジションを移動する

サーボモーターのポジションデータに指定できる値は3500~11500となります。ポジションデータに0を入れたときだけ特殊操作となり、サーボモーターが脱力します。7500がいわゆるニュートラル位置です。

CMD POS_H POS_L
0b100XXXXX+ID 16ビットデータの下位14ビットを7ビットずつ分解して、上位をPOS_H、下位をPOS_Lとする

ポジションの設定はすこし難しくなっています。コマンドヘッダ以外はMSBを0にしなければならない約束がありますので、2バイト(16ビット)データのうち、下位14ビットのみを使用します。取り出した14ビットを2分割して、上位をPOS_H、下位をPOS_Lとします。例えばニュートラル位置7500の場合は、7500=0b00011101_01001100(0b[00][011101_0][1001100])となりますので、POS_H=0b000111010=0x3A、POS_L=0b01001100=0x4Cとなります。

返値は現在位置データが送信コマンドと同じように、7ビットずつに分解されて返ってきますので、プログラムでデータを戻すには7ビットずつ取り出してつなぎ合わせる必要があります。

次回はICSコマンドをC言語で作ってみます。自作マイコンをターゲットにしていますので、プログラムできるマイコン(KCB-1でもかまいません)をお持ちの方はシリアル通信用端子から1バイト送信できる関数と、1バイト受信できる関数をあらかじめ用意してください。

用語説明

PWM
Pulse Width Modulationの略で、信号線をHIGHにする時間を調整することによりモーターの回転を制御する方法のこと。DC(直流電圧)モーターでは入力電圧を変えると回転速度も変わりますが、マイコンで計算した値をアナログ電圧に変換(DA変換)する必要があるため、様々なコストがかかります。そこで信号のONとOFFを細かく切り替えて見かけ上電圧を変える方式になりました。
ラジコンサーボではPWMで直接モーターを制御しているわけではなく、パルスの幅にモーターの位置情報という意味を持たせています。パルスを受け取ったモーターはその幅を位置情報に変換し、改めて内部でモーターの位置制御を行っています。
MSB
Most Significant Bitの略で、ビット列の中で位(くらい)が一番大きなビットのこと。1バイトデータの場合は8ビット目がMSBとなります。最も小さい位は LSB(Least Significant Bit)といいます。
2進数、16進数
一般に使われている数値は10進数と言います。9に1を足すと桁が上がり、「10」という書き方をします。使える数値は0~9までです。2進数では1に1を足すと桁上がりして「10」と書きます。使える数値は0と1だけです。16進数では0~9とA、B、C、D、E、Fを使います。A が10進数の10にあたり、Fは15です。Fに1を足すと桁上がりして、同じように「10」となります。
10進数では10を掛けたり割ったりすると桁が上下しますが、2進数では2を掛けると桁上がりして、2で割ると桁が下がります。同じように16進数では16を掛けたり割ったりすると桁が上下します。2進数と16進数は単にコンピューター上で数値をビット列とした扱うときに分かりやすいという理由で使われています。また、16進数は大きな数値も少ない桁数で扱えるので、コンピューターでは重宝します。
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■シリアルサーボ制御方法(1) 回路編

 
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はじめに

近藤科学社製のロボット用サーボモーターは、ロボットコントローラーやPCから簡単に操作できるようなシステムになっています。今回より5回にわたって、近藤科学社製シリアルサーボモーターを制御する方法を紹介します。

回路編
自作マイコンでサーボモーターを制御するために必要な電気回路について説明します。
ICS編
ロボット用シリアルサーボモーターのICSコマンドについて詳しく説明します。
ソフト編
ICSコマンドを自作マイコンで使うためのテクニックについて説明します。
PCから直接制御編(その1)
Microsoft Visual Basicを使って、PCからICSコマンドを送信するための準備をします。
PCから直接制御編(その2)
Microsoft Visual Basicでスライドバーでシリアルサーボモーターを動かすプログラムを行います。

今回の「回路編」では弊社製サーボモーターを動かすための電気回路について説明します。

 

回路説明

下記回路図は近藤科学社製KCB-1マイコンボードのシリアルサーボモーターを駆動する部分のみを書き出したものです。回路図のSIOコネクタの番号は、1番が信号線、2番が電源線、3番がグランド線となっています。弊社製ロボット用シリアルサーボモーターは、電源電圧は10.8Vで、半二重シリアル通信により動作します。シリアル通信(信号)線はCMOSレベル(約3.3V以上でHIGHと認識される)の負論理となっています。

半二重通信を実現するために、マイコン側はシリアル通信用端子TXD(送信用端子)、RXD(受信用端子)を1本にまとめてSIOコネクタの信号線(1番)につないでいます。負論理回路にするため、信号線の信号電圧が5Vになるように、2.2kΩでプルアップ(R1)しています。RXDは入力用の端子ですので、ノイズや静電気が入るとCPUが壊れてしまう可能性があるため、直列に抵抗(R2)が入っています。

またKCB-1では降伏電圧5.6Vのツェナーダイオードがつながっています。回路図のようにダイオードの向きは信号線側にありますので、通常は信号線からグランド側に電気は流れませんが、5.6V以上の電圧がきたらグランド側へ流して、CPUに高い電圧がかからないようになっています。

2番端子には電源電圧(10.8V)、3番端子にはグランドをつなぎます。これで弊社製サーボモーターを動かす電気回路の準備は完了です。

 

用語説明

半二重通信
半二重とはデータを送る線と受け取る線が1本にまとまめて、送信または受信を交互に行う通信方式です。トランシーバーやタクシー無線などがこれにあたります。電話などのように送信と受信を同時に行うことができる方式を全二重通信といいます。 半二重通信は全二重通信に対して送信線、受信線が1本ですむこと、サーボモーターに固有のIDを付けておくと、信号線を共用できるメリットがあります。
負論理
信号がHIGHになると「1」と認識するのが正論理回路です。逆が負論理回路となります。近藤科学のシリアルサーボモーターと通信する場合は負論理回路を作ります。
プルアップ・プルダウン
マイコンの端子は何も設定していないと電圧は不定(浮いているという)となります。一般的にマイコンの端子はインピーダンスが高いため、微弱な電流でも高い電圧となることがあります(V=IR)。そこで電源線に抵抗を介して接続することで、マイコンの端子電圧を信号電圧(通常5V)に合わせることをプルアップ(電圧を引っ張り上げるという意味)といいます。逆に0Vにするためには抵抗を介してグランドと接続します。これをプルダウンといいます。
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■KCB-1 アップデーター Ver.1.3.0 Rev.20100807

 
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KCB-1 SDKのアップデーター Ver.1.3.0 Rev.20100807をリリースします。今回のアップデートではICS3.5への対応、RCB-3/4に接続されたセンサーの読み取りや、RCB-3のCOMポートからKRCのボタンデータ(コントロール入力値)を書き換える関数、RCB-4に接続されているサーボモーターを一斉に動かす関数などが追加されています。詳しい内容は下記のようになっています。

 

<アップデート内容>

  • uart.h  UART1(COM)にタイムアウトを付けられるようにした
  • rcb3.h  RCB-3のADポート読み込み、exput関数の追加
  • rcb4.h  RCB-4のAD/PIOなどの設定など
  • ics.h   ICS3.5に対応

 

<追加サンプルプログラム>

  • ICS35_GetData:  ICS3.5対応のサーボモーターからデータを取り込む
  • RCB3_Exput: rcb3_exput_7Bcode関数のサンプルプログラム
  • RCB4_AD_READ: RCB-4のADポートからのデータ読み込み
  • RCB4_PIO: RCB-4のPIOポートからのデータ読み込み・書き出し
  • RCB4_Servos: RCB-4に接続されたサーボモーターを複数同時駆動する
  • RCB4_SingleServo: RCB-4でサーボモーターを単独で駆動する

 

<インストール前にご確認ください>

  • 圧縮ファイルを解凍するとEXEファイルがありますので、ダブルクリックしてインストールしてください。
  • インストールにはCD-ROMジャケットに記載されているシリアル番号が必要です。
  • インストールにはKCB-1 SDK Ver.1.2.0までがすでにコンピューターへインストール済みであることが必要です。

 

ダウンロードはこちらから KCB1SDK_V13020100807.zip ZIP File

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■KCB-3WLマニュアル第2版

 
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KCB-3WLのマニュアルにおける下記記載ミスなどを修正した、マニュアル第2版を公開いたします。

 

訂正内容

KCB-3WLマニュアル P.26、「ロボットの準備」にある表のRCB-3HV列の、「再生終了時」について

HTH3で「モーション再生終了時に返事をもらう」チェックを外す
HTH3で「モーション再生終了時に返事をもらう」チェックを入れる

 

この変更により、Rcb3UdpServerを起動したときの下記のようなエラーが解消されます。

----------
~ # ./Rcb3UdpServer -v
UDP Port = 8000 , uart dev = /dev/ttyS0
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)
rcb3_get_ssw(): ssw = 0x2c : 0x08 (0x2c08)

... このままプログラムが終了してしまう
----------

 

KCB-3WLをご利用のお客様には大変ご不便をおかけして、申し訳ございませんでした。また、SDKマニュアルにはKCB-3WLでUSBメモリーを使う方法などを追加しています。KCB-3WLの購入をご検討中の方もぜひご覧になってください。

マニュアルはPDFファイルをZIP形式で圧縮しています。下記リンクよりダウンロードしてください。

KCB-3WLマニュアル第2版 ZIP File

KCB-3WL SDK マニュアル第2版 ZIP File

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■RCB-4リファレンス公開

 
関連カテゴリー: KHR-3HV, コマンドリファレンス, ダウンロード

RCB-4のリファレンスセットを公開します。
ファイルはZIP圧縮ファイルです。適当なツールで解凍後ご使用ください。

RCB-4リファレンスセットには以下のフォルダおよび内容物があります。マニュアルなどを
よくお読みの上ご使用下さい。

【DLLファイル】
   ・Command.dll: RCB-4のコマンドを生成するインターフェイスクラス
   ・Command.chm: Commandクラスのヘルプファイル
   ・Rcb4.dll: RCB-4のメモリマップなどの定義を持つクラス
   ・Rcb4.chm: RCB-4クラスのヘルプファイル

【Rcb4CommandGenerator】
    ・上記DLLファイルを使って、RCB-4のコマンドを生成するサンプルプログラムおよびソースコード
  (リファレンスフォルダに簡易マニュアルがあります)

【リファレンス】
 ・RCB-4コマンドリファレンス20100804.pdf
 ・RCB-4ファームウェアリファレンス20100804.pdf
 ・RCB-4プログラミングマニュアル20100804.pdf
 ・RCB4CommandGenerator LE簡易マニュアルV100R20100807.pdf
 

RCB4RefsetV100R20100807    

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■シリアルUSBアダプターをLinuxで使うには

 
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準備

弊社製シリアルUSBアダプターシリーズはWindows OS以外での動作保証をしておりませんが、適切なドライバーを使うことで、Linuxでも使用できます。 Linuxで使用するときはusbserial.ko、ftdi_sio.koという2つのドライバー(正式にはカーネルモジュールと言います)が必要となります。このドライバーはUbuntu Linuxなどでは標準でインストールされています。例えばUbuntu Linux 10.04では「/lib/modules/2.6.32-21-generic/kernel/drivers/usb/serial」にインストールされています。

次にシリアルUSBアダプターHSを取り付け、下記コマンドでドライバーをセットしてください。modprobeコマンドでftdi_sioドライバーを取り付けると、自動的にusbserial.koドライバーも取り付けられます。

<rootユーザーの場合>

# modprobe ftdi_sio vendor=0x165C product=0007

<Ubuntu Linuxなど、sudoコマンドが必要な場合>

$ sudo modprobe ftdi_sio vendor=0x165C product=0007

 

テスト

上記コマンドを実行後、dmesgコマンドで確認をします。

-----
$ dmesg

...
[18188.873370] USB Serial support registered for FTDI USB Serial Device
[18188.874223] ftdi_sio 2-1:1.0: FTDI USB Serial Device converter
detected
[18188.875151] usb 2-1: Detected FT232RL
[18188.875154] usb 2-1: Number of endpoints 2
[18188.875156] usb 2-1: Endpoint 1 MaxPacketSize 64
[18188.875159] usb 2-1: Endpoint 2 MaxPacketSize 64
[18188.875161] usb 2-1: Setting MaxPacketSize 64
[18188.892767] usb 2-1: FTDI USB Serial Device converter now attached to ttyUSB0
[18188.892794] usbcore: registered new interface driver ftdi_sio
[18188.892796] ftdi_sio: v1.5.0:USB FTDI Serial Converters Driver
-----

上記出力例のように「FTDI USB Serial Device converter now attached to ttyUSB0」というような表示が出ましたら、シリアルUSBアダプターHSはデバイス「/dev/ttyUSB0」として使用することが可能です。最近のLinuxではデバイスファイルは自動的に作成されますが、自動作成されなかった場合は次のようにデバイスファイルを作成する必要があります。 # mknod /dev/ttyUSB0 c 188 0 デバイスファイルに対してechoコマンドを使って適当な文字列を出力すると、シリアルUSBアダプターHSから文字列が出力されます。

$ echo "Hello World!" > /dev/ttyUSB0

標準状態でのパリティやボーレートの変更はsttyコマンドなどを使用してください。なおC言語でのプログラムではプログラム内でボーレートなどを設定してください。

 

その他

その他のドライバーを使用する場合

システムにドライバーがない場合やチップメーカーのFTDI社純正ドライバーを使用する場合は、FTDI社からドライバーをダウンロードしてインストールするか、カーネルをアップデートする必要があります。ドライバーは下記URLよりダウンロードしてください。FTDI社のドライバーにつきましては上記ドライバーと使い方が違います。また弊社では未検証ですので注意してご利用ください。

http://www.ftdichip.com/Drivers/D2XX.htm

その他のドライバーにつきましては、下記のようなものがあります。こちらも弊社では未検証です。

FTDI Linux USB full speed char driver http://sourceforge.jp/projects/sfnet_ftdifullspddrv/

FTDI USB Serial Converter Driver http://sourceforge.jp/projects/sfnet_ftdi-usb-sio/

その他のシリアルUSB変換器を使う場合

近藤科学株式会社のシリアル変換アダプターを使うには、生産者ID(VID)と製品ID(PID)番号が必要です。modporobeコマンドのオプションを下記リストを参考にして、適宜入れ替えて使用してください。

VID:165C (近藤科学USB製品共通)
-------------------------------------------------------------
PID  = デバイス名           (日本語でのデバイス名)
-------------------------------------------------------------
0001 = ICS USB ADAPTER     (ICS USB アダプター)
0002 = SERIAL USB ADAPTER  (シリアルUSBアダプター)
0006 = ICS USB ADAPTER HS  (ICS USB アダプター High Speed)
0007 = SERIAL USB ADAPTER HS(シリアルUSBアダプター High Speed)

 

その他の情報

KCB-3WLに付属のSDKにはシリアル通信でRCB-4やRCB-3を動かすライブラリとサンプルプログラムがあります。LinuxでRCB-4などを動かすシリアル通信プログラムをやってみたい人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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■KHR-3HV 5軸拡張オプションマニュアル訂正 Ver1.2

 
関連カテゴリー: KHR-3HV, ダウンロード, 製品マニュアル

KHR-3HV 5軸拡張オプションマニュアル 修正版を公開します。

  KHR-3HV 5軸拡張オプションマニュアル Ver1.2 


修正点
P27 "ID黄5と緑5" → "ID赤3と青3"
P27 左上の組立図を差し替え
P27でのエルボージョイント取り付け工程削除(すでに前の工程で組み立て済みのため) 

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■[FAQ] KRS-403Xサーボの設定

 
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[Q]
KRS-403XシリーズのサーボモーターをRCB-3HVのICS設定機能で「リバース」などを変更できるのでしょうか?

[A]
RCB-3HVのICS設定機能は、ICS、ICS2.0のみ対応しておりますので、ICS3.0、ICS3.5ではご使用できません。よってICS3.5対応のKRS-403xシリーズをRCB-3HVで変更することはできません。

設定の変更の際には、ICS USB アダプター(No.01106)または、高速通信対応のICS USB アダプターHS (No.02043)をご使用いただき、ICS3.5マネージャーにて設定をしてください。

※サーボを高速通信に設定する際には必ずICS USB アダプターHSをご使用下さい。

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■KCB-3WLデモムービー

 
関連カテゴリー: KCB-3WL, KHR-3HV, ダウンロード, ムービー

WMVファイル 約24MByte 

mp4ファイル 約21MByte 

実際にロボット本体としてKHR-3HVを使用して、KCB-3WLを搭載した動作例です。 KCB-3WLにはロジクール社製Webカメラを接続。画像をリアルタイムにパソコン側に送っています。 ロボット本体の動作は、KCB-3WLに接続したRCB-4により行っています。 動画では、最初にパソコン側に接続したコントローラでロボットを操作。カメラの映像がパソコンに表示されているのがわかります。 次に、コントローラ側から、カメラを取り付けたサーボだけを動かして、カメラからの映像と交互に紹介しています。

動画の最後に紹介するのは、応用編です。 カメラからの映像をパソコンのLCD画面で見るのではなく、ヘッドマウントディスプレイに出力しています。また、同時に、ヘッドマウントディスプレイに内蔵した加速度センサーとジャイロセンサーにより、デイスプレイの移動を検出してその動きをKCB-3WL側に同時に送り、カメラ位置を動かしています。ヘッドマウントディスプレイの映像を見ながら、操作しなおかつ、見た方向にロボット本体の視点(カメラ)も移動するデモです。

詳細製品説明ページはこちら

 
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■KHR-3HV キット付属組み立て説明書Ver1.3 公開

 
関連カテゴリー: KHR-3HV, ダウンロード, 製品マニュアル

KHR-3HV キット付属組み立て説明書Ver1.3  (約35MBytes) 

KHR-3HVキット付属の組み立て説明書の最新製品版を公開します。

■この記事へのリンクはこちらです。
 

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