B3Mサーボモータを動かそう(準備編(1))(改訂版)

Posted on 2023.03.09 in

 

●B3Mサーボモータを動かすための簡単な解説をします

B3Mサーボモータを購入して動かすところまで解説します。

今回は、B3Mサーボモータを動作させるための周辺機器、通信の確立方法までを解説します。

(詳細な動かし方に関してはB3M_SoftwareManualをご覧ください。)

 

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●B3Mサーボモータを動かすために必要な周辺機器

RS-485 USBアダプターHS + HC-6P/XH変換ケーブル

PCのUSBからRS-485対応機器と通信するためのアダプターです。PCからコマンドを送信し、接続されたB3Mサーボモータを動かします。PCと接続する場合は、デバイスドライバ(KO Driver)のインストールが必要です。インストール方法はKO-Driverのマニュアルをご参照ください。

 

  

RS-485 USBアダプターHSはPMXシリーズに採用されている6ピンタイプのコネクタを実装しています。B3Mシリーズの4ピンコネクタに変換するため「HC-6P/XH変換ケーブル(200mm)」をご用意ください。

 

・B3Mシリーズのサーボモータ

B3M_SC_1040_A

B3Mサーボモータの種類に依らず、同様の手順で動かすことができます。

 

・電源

B3Mサーボを動かすためには、別途6~12(推奨9~12)Vの電源が必要です(低電圧では出力も低下します)。最大出力で動作させるためには電流容量の大きい電源が必要です。機種にも依りますが、サーボ1個あたり最大で約6A必要です。

RS-485 USBアダプターHSに付属する電源分配基板(6pin端子)経由で電源を供給できます。供給には電源ケーブルAを用いると簡単に接続できます。※RS-485 USBアダプターHSに電源ケーブルAは付属されています。

弊社LiFeバッテリー(3セルタイプ)でも動作可能です。リチウム系のバッテリーですので、電圧を監視し、過放電等に注意する必要があります。バッテリーと接続する場合はこちらの製品がお勧めです。

 

・B3M用の接続ケーブル

02144.jpg

B3Mサーボ同士をデイジーチェーン接続する際にXH接続ケーブルを使用します。サーボ本体のセットに400mmのケーブルが1本付属しています。

 

・Windows搭載のPC (Windows10以降)

B3MサーボモータはWindows OSのPCで動作するB3M Manegerソフトウェアを用いる事で簡単に動作確認や設定変更ができます。また、WindowsPCで作成したプログラムでサーボを動かすこともできます。プログラムについては第三回以降で説明します。

マイコン等他のデバイスからも動かせます。詳細はB3M_SoftwareManualをご覧ください。

B3M Maneger

B3Mサーボモータのパラメータを簡単に設定をするためのソフトウェアです。こちらからダウンロードできます。

圧縮されていますので、任意のフォルダに解凍します。中の実行ファイルを実行するとB3M Maneger起動することができます。使用方法については次回の記事で解説します。

●接続方法について

接続方法については下記のようになります。

B3Mサーボモータはマルチドロップで複数接続することが可能です。複数のB3Mサーボモータを接続するため、各サーボモータに固有の番号(ID)を割り振ります。

 

●B3M Manegerを用いて通信の確認をする

動かす前にまず通信が確立しているか確認を行います。B3Mサーボモータは製品出荷時はID:0,通信速度:1.5M(1500000)bpsです。

①B3Mサーボモータ1つとPCをRS485 USBアダプターHS経由で接続します。

電源コネクタも接続しますが、まだ電源はいれません

 

②B3M Manegerを起動させます。

B3MManeger初期画面

 

③電源を入れると、B3MサーボモータのLEDが点灯します。

(機種により点灯色は異なります。)

 LED点灯

④B3M Manegerの左上のCOM欄にRS-485 USBアダプターHSに割り当てられているCOM番号を指定します

COM番号を確認するには、KO-Driverのマニュアルをご確認ください。

(下記図のCOM番号は例としてCOM11番を指定しています。)

 

⑤COM番号の隣の通信速度欄のプルダウンメニューで通信速度1500000を選択します

B3MManeger_COM通信速度強調

 

⑥次にReadALLボタンを押します

接続に成功した場合はID:0に設定されているB3Mサーボモータのデータが取得され、各項目に数値が自動で入力されます。(下記はB3M-SB-1040-Aの初期状態を読み込んだ図です)

B3MManeger_SB1040初期

失敗した場合は、左下にメッセージエラーが出ますので、それをもとに確認をします。


今回は、必要な周辺機器と接続方法を解説いたしました。

次回は、B3M Manegerを用い、実際に指定した角度に動かす方法を解説いたします。

 

 

第2回 B3Mサーボモータを動かそう(準備編(2))

第3回 B3Mサーボモータを動かそう(C#下準備編)

第4回 B3Mサーボモータを動かそう(C#位置制御編) 

 

 

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