B3M-SC-1040-A
価格: オープン
■5個セット:No.03091 オープン
<スペック>
- 最大トルク:4.6[Nm](47[kgf・cm])
- 無負荷回転数:54[rpm](0.18[s/60°])
- 寸法:32×32×51mm
- ケース種類:B3M-1000シリーズ
- 重量:82[g]
- 最大動作角度:±320[degree](±327.67[degree])※位置制御モード時
- 動作電圧:安定した電源で6V~12V
- 待機電流:68[mA]
- ストール電流:3.6[A]
- 減速比:381.2:1
- 動作環境温度:0~40[℃]
- 制御分解能:12bit/1round(0~4095)
- 動作方式:位置制御、速度制御
- モード切替で360°無限回転モードがご利用できます。
より詳細なスペックはこちらです。
<インターフェース>
- RS-485 USBアダプターHS
- RS-485変換基板
「HC-6P/XH変換ケーブル(200mm)」と一緒にご利用ください。
<付属品>
【単品】
XH接続ケーブル(400mm) ×1本
アルミクランプホーン ×1個
【5個セット】
XH接続ケーブル(400mm) ×5本
アルミクランプホーン ×5個
※アルミクランプホーンは、本体に装着済みです。
Made in Japan
商品説明
【B3M-SC-1040-A】は、コアレスモータを採用した高精度、高機能なサーボです。非接触磁気式エンコーダ(解像度12bit/0.088°)を搭載し、ギヤはジュラルミンを使用しています。通信はRS-485規格に準拠。作動ノイズに強く、3Mbpsの高速通信が可能です。僅か6種類のコマンドを使ってメモリーのデータ読み書きするだけで制御できます。
本製品はB3M-SB-1040-Aのモータをブラシレスからコアレスに変更した商品です。
(SBがブラシレス、SCはコアレスを表しています)
SBと同等のパワーと性能をもちながら、モータをコアレスに、トップケースを樹脂製に変更することで価格を抑えることに成功しました。
磁気式非接触エンコーダやサーボギヤ、RS-485規格の通信、高性能な制御基板の性能はそのままご利用いただけます。コマンドなども変更していませんので、B3Mシリーズは同じプログラムにて制御可能です。さらに、SC-1040-AはSB-1040-Aとケースサイズが同寸法ですのでフレームも同じものを使用できます。
各種安全機能も搭載していますので、安心してご利用いただけます。
長寿命サーボはブラシレスのSB-1040、コストパフォーマンスではSC-1040をご選択ください。
2018.8.22
ソフトウェアマニュアルをさらに読みやすく再編集しました。こちらからご参照ください。
【高出力、コアレスモーターを使用】
KRSシリーズで実績のあるコアレスモーターを採用。
【高精度12bit磁気式エンコーダーを採用】
非接触磁気式エンコーダーは接触部分がないので長寿命。
さらに12bitの解像度で最小分解能は0.088°(0~4095)
【信頼のRS-485規格】
通信はRS-485規格に準拠しています。差動信号のためノイズに強く、3Mbpsの高速通信が可能。デイジーチェーン接続で最大255個接続可能(理論値)
【6種類の省コマンドでシンプルな構成】
僅か6種類のコマンドのみでサーボの制御が可能です。
メモリーマップドIOを採用しているので、メモリーのデータを読み書きするだけで実際にサーボモーターが動作します。
【マルチキャストコマンド】
サーボごとにID番号を設定できます。また、ID=255はブロードキャストIDとして使用。デイジーチェーン接続された全てのサーボモーターを同時にコマンド実行させることが可能です。
【位置ゲイン、微分ゲイン、積分ゲイン】
位置制御・速度制御時はPID制御パラメーターを調整可能です。また、ゲインプリセット機能を使えば3種類のゲインをあらかじめ登録しておくことができますので、プリセット番号ですばやくゲインを変更することができます。
【システムエラー検知機能・ソフトウェアリミット】
入力電圧やMCU温度、モーター温度、モーターロックなど各種システムエラーをメモリー上に保存しています。また、安全のためのリミット機能を搭載しています。モーターやMCUの温度に対して制限をかけることで、故障の原因を減らすことが可能です。
■各部名称
●軸へのパーツ固定
軸にパーツを固定する場合は、ホーンを使用します。出力軸と、フリー軸で対応するホーンが異なりますのでご注意ください。
■制御方法
●PC、小型PCボードのUSBから制御する
RS-485 USBアダプターHSを使用することで、PCから直接サーボを制御することができます。公開されているソフトウェアマニュアル(コマンドリファレンス)をもとにコマンドを送信します。通信方法やサンプルも公開されていますので、詳細は下記の記事をご覧ください。
第1回 B3Mサーボモータを動かそう(準備編(1))(改訂版)
第6回 B3Mサーボモータを動かそう(Python編(1))(改訂版)
第7回 B3Mサーボモータを動かそう(Python編(2))
第8回 B3Mサーボモータを動かそう(Python編(3))
第9回 B3Mサーボモータを動かそう(Python編(4))
【制御必要な製品】
・HV電源スイッチハーネス(弊社のバッテリーを使用する場合)
・電源(以下の「電源」をご参照ください。)
※コネクタを合わせるために「HC-6P/XH変換ケーブル(200mm)」が必要になりますのでご注意ください。
【構成図】
●市販のマイコンボードから制御する
市販ボードのUART端子からB3Mサーボを制御することができます。B3Mサーボはの通信仕様はRS485ですが、RS-485変換基板を中継することでUARTから通信できるようになります。通信方法、コマンドについてはソフトウェアマニュアル(コマンドリファレンス)をご参照ください。
第5回 B3Mサーボモータを動かそう(Arduino制御編)(改訂版)
【制御必要な製品】
・HV電源スイッチハーネス(弊社のバッテリーを使用する場合)
・電源(以下の「電源」をご参照ください。)
※コネクタを合わせるために「HC-6P/XH変換ケーブル(200mm)」が必要になりますのでご注意ください。
【構成図】
●多数のサーボを接続する場合
B3Mサーボは、1つのライン上に概ね5個を目安としています。それ以上の多数のサーボを組み込む場合は「XHコネクター用ハブ typeA」のご利用をお勧めします。※サーボにかかる負荷により接続できる台数は異なります。
●シリアルマネージャー
B3M マネージャーソフトウエアを使用することで、サーボのIDや通信速度を設定することができます。
■電源
B3Mサーボには、3セル(9.9V)のリチウム系バッテリーをご利用ください。弊社ラインナップでは、下記のリチウムフェライトバッテリをご購入いただけます。
【対応バッテリー】
※バッテリーの取り扱いには注意が必要です。こちらの注意事項をよくお読みになってからご利用ください。
【充電器】
【ACアダプター】
アームロボットなど数個のサーボでしたら以下のACアダプターをご利用いただけます。ご利用の際は電流の容量にご注意ください。
■寸法図
フレームの設計用に3D、2Dの寸法図をダウンロードしてご利用いただけます。こちらのページをご参照ください。
また、参考用にこのサーボを搭載できるアームロボットの設計データを公開しています。組み込みの際の例としてご参照ください。
B3Mサーボに関する情報は、「B3Mサーボ開発資料」にまとめてご用意しています。また、「テクニカルガイド」にもロボットに関する様々な情報を公開していますので、ぜひご参照ください。
B3M-SC-1040-A 特徴
・無負荷回転数:54[rpm](0.18[s/60°])
・減速比:381.2:1
・動作電圧:安定した電源で6V~12V
・待機電流:68[mA]
・動作環境温度:0~40[℃]
・重量:82[g]
・寸法:32×32×51mm 寸法図ダウンロード
・最大動作角度:±320[degree](±327.67[degree])
位置制御モード時
・制御分解能:12bit/1round(0~4095)
・動作方式:位置制御、速度制御
・360°無限回転モードはモード切替で使用可です。
■ケース材質
・重量:82 [g]
・寸法:32×32×51mm 寸法図ダウンロード
・ケース種:B3M-1000シリーズ
【ケース】
・トップケース:ガラス入り樹脂
・ミドルケース:ジュラルミン
・ボトムケース:ガラス入り樹脂
【ギヤ】
・ギヤ1:超々ジュラルミン
・ギヤ2:超々ジュラルミン
・ギヤ3:超々ジュラルミン
・ファイナルギヤ:アルミ合金
■制御方式
・位置制御時:PID制御
・速度制御時:PI制御
・モーター:コアレスDCモーター
・通信方式:RS-485(半二重通信)
・角度センサー:12 [bit]磁気式エンコーダー使用
・各種リミッター:ロック検知、モーター過電流、動作角度制限、温度制限、動作電圧制限など
・ゲインプリセット機能:PIDゲインを最大3つのプリセットから選択可能
・各種システムエラー検知:各エラー発生時に本体にエラー内容を保持します。
・エラー内容に合わせてステータスLEDが点滅します
・コマンド:シンプルな6種類のコマンドを持ちます
【Load】Flashメモリーに保存されているデータをRAM(メモリーマップ)へ書き出す
【Save】RAM(メモリーマップ)上のデータをFlashメモリーへ保存する
【Read】メモリーマップドIOからアドレス指定でデータを読み取る
【Write】メモリーマップドIOにアドレス指定でデータを書き込む
【Position】複数台のサーボモーターを軌道生成しながら同時に動かす
【Reset】時間を指定してシステムを再起動する
・パラメーター保存機能:本体のFlash ROM領域に各種パラメーターを保存できます
・リセット機能:外部よりリセットを時間指定で掛けることができます
・シングル・マルチキャスト命令:個別のサーボだけでなく、全体あるいは一部に一斉に命令を送ることができる(制限有り)
■通信・パラメーター仕様
・通信形式:RS-485
・転送モード:半二重非同期通信
・通信プロトコル:データ長8bit/スタート1bit/ストップ1bit/パリティ無し
・コマンドシグナル:デジタルパケット
・主なパラメータ:ID番号、各種制限項目、PID制御各種ゲインなど約60種類
・固有ID数:0~254(255はブロードキャストIDとして予約)
・通信速度:最大3Mbps、標準1.5Mbps(ガードタイム200us程度)
・コネクター
日圧XHP-4 ⇔ B4B-XH-A
1pin GND/2pin Vcc/3pin D+/4pin D-
デイジーチェーン:RS-485ラインを複数台のデバイスで共有できる
本製品は、「RS-485 USBアダプターHS」を使用してPCと、または「RS-485変換基板」を使用してUARTを用いた機器で制御します。詳しくは各商品の商品ページをご覧ください。
※外観、仕様など予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。
B3Mシリーズ使い方(B3M-SC-1040-A)
【B3Mサーボモータを動かすために必要なもの】
B3Mサーボモータには、制御用のマイコンとモータを駆動するドライバが内蔵されています。そのため、本体への通信のみでサーボの制御や各パラメータを変更できます。
外部にモータドライバ等別途用意する必要はありません。
必要なものは、「PC通信を行うためのUSBアダプタ、ケーブル」と「サーボモータを駆動するための電源」のみです。
※サーボとUSBアダプターを接続するためのケーブルは本体とセットになっています
USBアダプターには、USB端子のほか、マイコンから通信するためのUART端子も備えています。
※USBケーブルは別売です。PCから通信する場合は、市販のA⇔miniBタイプのケーブルをご用意ください。
・電源(6~12V:12V推奨)
容量は接続するサーボの数と制御内容によりますが、5個前後で5A必要です。
USBアダプターに電源端子がありますので、こちらからサーボに電源を供給することが可能です。
常に負荷がかかったり俊敏な動作をさせる場合は、モータのストール電流(最大電流)をご確認ください。
【接続方法】
サーボ同士を接続するマルチドロップ接続が可能です。一つのラインに7、8個までつなぐことができます。
数十個接続する場合は、ハブを使用してください。
B3Mを制御するまでの準備については、以下のサポート記事に詳しく紹介されていますのでこちらをご参照ください。
■サポート記事『B3Mサーボモータを動かそう(準備編(1))』
【制御方法】
PCまたは、マイコンからUSBアダプター経由でコマンドを送り制御します。
制御するために必要なコマンドは6つのみです。
<LOAD>
ROMの内容をIOマップ(RAM)に読み出します。
<SAVE>
IOマップ(RAM)の内容をROMに保存します。
<READ>
IOマップ(RAM)のアドレス指定でデバイスからデータ(RAM)を読み込みます。
<WRITE>
IOマップ(RAM)のアドレス指定でデバイスにデータ(RAM)を書き込みます。
<RESET>
デバイスを再起動します。
<POSITION>
サーボモータの動作角を指定します。
PCからB3Mサーボモータへアクセスするコマンドは少ないのですが、これらのコマンドをより簡単にプログラムできるよう、ライブラリを作成し無償配布しています。以下からダウンロードしてご利用ください。
また、コマンドの作成や制御パラメータについての情報は、ソフトウェアマニュアルに全て記載されています。
制御方法の詳細に関しましては、以下のサポート記事をご覧ください。
■サポート記事『B3Mサーボモータを動かそう(C#下準備編)』
■サポート記事『B3Mサーボモータを動かそう(C#位置制御編)』
【サーボの組み込みについて】
サーボの組み込みに便利なフレームを各種ラインナップしています。これらを使用することでニーズに合った形に組み合わせることが可能です。
※B3M-1000シリーズのケースサイズに合わせたフレームです。B3M-SC-1170-Aには使用できません。
・サーボアーム【B3M-1000シリーズ用】(2セット入り)
・サーボブラケットS【B3M-1000シリーズ用】(2セット入り)
・サーボブラケットB【B3M-1000シリーズ用】(2セット入り)
■使用例
独自にフレームを開発するための寸法図も公開しています。
【搭載例】
B3Mサーボを使用したアームロボットの情報を公開しています。設計データをダウンロード可能ですので開発の参考にご利用ください。