B3Mサーボモータを動かそう(準備編(1))

Posted on 2015.12.14 in

 

●B3Mサーボモータを動かすための簡単な解説をします

B3Mサーボモータを購入して動かすところまで解説します。

今回は、B3Mサーボモータを動作させるための周辺機器、通信の確立方法までを解説します。

(詳細な動かし方に関してはB3M_SoftwareManualをご覧ください。)

 

RS-485 USBアダプターHSをご利用の場合は『B3Mサーボモータを動かそう(準備編(1))(改訂版)』をご覧ください。

 

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  第5回 B3Mサーボモータを動かそう(Arduino制御編)(改訂版)

  第6回 B3Mサーボモータを動かそう(Python編(1))(改訂版)

 


●B3Mサーボモータを動かすために必要な周辺機器

・B3Mシリーズのサーボモータ

B3M_SC_1040_A

B3Mサーボモータの種類に依らず、同様の手順で動かすことができます。

・電源

B3Mサーボを動かすためには、別途6~12(推奨9~12)Vの電源が必要です。(低電圧では出力も低下します)

最大出力で動作させるためには電流容量の大きい電源が必要です。

機種にも依りますが、サーボ1個あたり最大で約6A必要です。

RS485USB/シリアル変換アダプター経由で電源を供給できます。供給には電源ケーブルAを用いると簡単に接続できます。※RS485USB/シリアル変換アダプターに電源ケーブルAは付属されています

弊社LiFeバッテリー(3セルタイプ)でも動作可能です。リチウム系のバッテリーですので、電圧を監視し、過放電等に注意する必要があります。

バッテリーと接続する場合はこちらの製品がお勧めです。

・B3M用の接続ケーブル

02144.jpg

400mmの接続ケーブルがサーボ本体に付属します。

また、ケーブルコネクタの単品販売もありますので、状況にあわせて

ケーブルを自作することもできます。

RS485USB/シリアル変換アダプター

02133-3.jpg

PCと接続するためにはUSB-A⇔mini-Bケーブルが別途必要です

PCからコマンドを送信し、接続されたB3Mサーボモータを動かします。

PCと接続する場合は、デバイスドライバ(KO-Driver)のインストールが必要です。

インストール方法はKO-Driverのマニュアルをご覧ください。

・Windows搭載のPC (Windows7以降、32bit/64bit)

B3MサーボモータはWindowsPCで動作するB3M Manegerソフトウェアを用いる事で

簡単に動作確認や設定変更ができます。

また、WindowsPCで作成したプログラムでサーボを動かすこともできます。

プログラムで動かす方法は今後の記事にて解説予定です。

マイコン等他のデバイスからも動かせます。詳細はB3M_SoftwareManualをご覧ください。

B3M Maneger

B3Mサーボモータのパラメータを簡単に設定をするためのソフトウェアです。

こちらからダウンロードできます。

圧縮されていますので、任意のフォルダに解凍します。

中の実行ファイルを実行するとB3M Maneger起動することができます。

プログラムで動かす方法については後日説明いたします。

●接続方法について

接続方法については下記のようになります。

 

system-2B3Mサーボモータはマルチドロップで複数接続することが可能です。

複数のB3Mサーボモータを接続するため、各サーボモータに固有の番号(ID)を割り振ります。

IDの設定方法に関しては後日説明します。

●B3M Manegerを用いて通信の確認をする

動かす前にまず通信が確立しているか確認を行います。

B3Mサーボモータは製品出荷時はID:0,通信速度:1.5M(1500000)bpsです。

①B3Mサーボモータ1つとPCをRS485USB/シリアル変換アダプター経由で接続します。

電源コネクタも接続しますが、まだ電源はいれません

 

②B3M Manegerを起動させます。

B3MManeger初期画面

 

③電源を入れると、B3MサーボモータのLEDが点灯します。

(機種により点灯色は異なります。)

 LED点灯

④B3M Manegerの左上のCOM欄にRS485USB/シリアル変換アダプターに

割り当てられているCOM番号を指定します

COM番号を確認するには、KO-Driverのマニュアルをご確認ください。

(下記図のCOM番号は例としてCOM11番を指定しています。)

 

⑤COM番号の隣の通信速度欄のプルダウンメニューで通信速度1500000を選択します

B3MManeger_COM通信速度強調

 

⑥次にReadALLボタンを押します

接続に成功した場合はID:0に設定されているB3Mサーボモータのデータが取得され、各項目に数値が自動で入力されます。(下記はB3M-SB-1040-Aの初期状態を読み込んだ図です)

B3MManeger_SB1040初期

失敗した場合は、左下にメッセージエラーが出ますので、それをもとに確認をします。


今回は、必要な周辺機器と接続方法を解説いたしました。

次回は、B3M Manegerを用い、実際に指定した角度に動かす方法を解説いたします。

 

 

第2回 B3Mサーボモータを動かそう(準備編(2))

第3回 B3Mサーボモータを動かそう(C#下準備編)

第4回 B3Mサーボモータを動かそう(C#位置制御編) 

 

 

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