リフェバッテリー発売開始!
ロボット用新型バッテリーであるリチウムフェライトバッテリーの出荷を開始しました!
■リフェバッテリーとは
リチウムフェライトバッテリー(Li-Fe)は、従来のニッケル水素バッテリーに比べて放電容量が高く、ロボットをより安定的に動作させることができます。KHR-3HV標準の17軸でも効果がありますし、22軸以上に増やしたりKRS-2572HVなど高トルクなサーボに交換してもふらつきにくくなります。※1
バッテリーを交換するだけでロボットの動きが変わりますので、ぜひお試しください。
■リフェバッテリーの特徴
<放電容量が高い>
一度に放電できる電気が大きいので、一度に複数台のサーボに電気を供給しても十分な電力を与えることができます。社内テストでは、24軸に増やしたKHR-3HVでも問題なくうさぎ跳びをすることができました。※2
<メモリー効果がほとんどない>
ニッケル水素バッテリーでは、放電をしっかりしないとメモリー効果により充電電圧が下がってしまうことがありましたが、Li-Feはメモリー効果がほとんどありませんので、使用途中のバッテリーでも放電することなく追加で充電することができます。
保存状態にもよりますが、比較的長寿命で長期間安定してご利用いただけます。
【メモリー効果】
メモリー効果とは、バッテリーが低い電圧を最高電圧として記憶してしまう症状のことをいいます。これにより、充電を繰り返してもバッテリーが発揮できるはずの最高電圧まで達せず充電が終了してしまうという現象が起こります。
<自己放電が少ない>
充電後、数日間放置しても電圧はほぼそのままでご利用できます。
<従来のニッケル水素と比較して軽量>
従来のROBOパワーセル Dタイプは、114gでしたが、同等スペックのリフェバッテリーF3-850は82gです。約30%のダウンになります。
充電器は、バランスチャージャーBX-10Lがおすすめです。
ご利用方法など詳細は以下の記事をご覧ください。
■サポートページ『BX-10L ご利用方法【Li-Fe編】』
※ロボットキット付属のMX-201では充電できません。絶対に充電しないでください。
【重要】安全にご利用いただくために
●充電について
Li-Fe 対応の充電器でバランス充電を行ってください。
Li-Feは1C充電にて充電してください。1Cとはバッテリーの容量と同じアンペアのことです。850mAhのバッテリーでは、850mA前後(700mA~1000mA)にて充電をお願いします。
ロボットキット付属の MX-201 では充電できません。絶対に充電しないでください。
本バッテリーにはBX-10Lをお勧めします。
●放電について
過放電状態になりますとバッテリーが破損し、最悪の場合発煙、発火する恐れがありますのでご注意ください。
● 過放電、過充電にご注意ください。 8.7V を下回ったまま使用し続けますとバッテリーが破損します。また、充電は Li-Fe 対応の充電器をご利用ください。
● HeartToHeart にて過放電を防ぐことができます。バッテリーの容量をみて自動でモーションを再生する機能がありますので、こちらをご利用ください。設定方法はこちらです。
● 膨らんだバッテリーは使用しないでください。
● 端子など改造は一切行わないでください。
● 端子をショートさせないでください。
● 異常な発熱、発煙などがありましたらすぐに電源を抜き、水を張ったバケツなどに入れるなど対処してください。
商品には取扱説明書が付属しておりますので、ご利用前には必ずご一読いただきますようお願い致します。
はじめてご利用の方はこちらをよくお読みになってからご利用ください。
■サポートページ『Li-Feバッテリーのメリットと注意事項』
※1 一度に動作できるサーボには、サーボの種類とバッテリーの容量によって限界が異なります。
※2 バッテリーは満充電状態のものを使用しました。