PMX PythonLib getRamAccessStatus()

『PMX Library for Python』のgetRamAccessStatus()関数について解説します。

 

【解説】

getRamAccessStatus()関数は、サーボの状態を知ることができるステータスのRAMアクセスエラーのアドレス値を読み出します。サーボからの返信パケットに含まれるステータスでRAMアクセスエラーのビットが立っている場合に、エラーの詳細を知ることができます。

RAMアクセスエラーは、MemWRITEなどで範囲外のアドレスにアクセスしたときに発生するエラーです。アドレスに問題があるとそのアドレス値を返します。

getRamAccessStatus()関数でエラー情報を読み出すとエラーがクリアされます。

ステータスの詳細はこちらのオンラインマニュアルをご参照ください。

 

【構文】

[status, ramStaData] = getRamAccessStatus(ID)

 

【例】

 

【パラメータ】

引数1:ID(int型)

第一引数の「ID」はサーボIDです。「ID」は、命令の対象になるサーボを指定しています。「ID」を0に指定すると、ID0のサーボを指定することができます。

 

【戻り値】

戻り値1:status(int型)

戻り値は、サーボとの通信状態とサーボの状態が正常かどうかのステータスを足したものが返ってきます。データが0であれば問題ありません。0以外の場合は、なんらかの問題が発生していますので、ステータス部がエラーの場合はオンラインマニュアルの『5.エラー状態』を、通信部がエラーの場合は『ComError』を参照してください。

 

戻り値2:ramStaData(int型)

メモリマップのアドレス404, 405から読み出したRAMアクセスエラーのアドレスが返ってきます。

 

 

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