サーボをハイトルクに交換する
KXRシリーズはメインサーボにKRS-3301を採用していますが、このサーボは高トルクのKRS-3304とケースが同寸法ですのでそのまま交換することが可能です。今回は、KXR-L2 ヒューマノイド型のキットを使用してサーボの交換方法をご紹介します。
2019.11.8追記
以下の記事は、KRS-3302、KRS-3304R2でも同様に交換することができます。
■KRS-3304 ICS
<スペック>
【7.4V時】
●最大トルク:13.9kgf・cm
●最高スピード:0.11s/60°
【6.0V時】
●最大トルク:11.2kgf・cm
●最高スピード:0.13s/60°
●寸法:32.5×26×26mm(突起部除く)
●重量:33.7g
●最大動作角度:270°(±135°)
●ギヤ種類:金属ギヤ
●ケース材質:樹脂
●ギヤ比:289.22:1
●電源電圧:6~7.4V
●ケーブル:脱着式
●コネクタ:ZHコネクタ
●通信規格:ICS3.5(シリアル/PWM選択式)
●通信速度:115200/625000/1250000bps
●初期設定:PWMモード
●信号レベル:TTL
●回転モード:可
KRS-3301はトルク6.0kg・cmですので約倍以上のトルクを出力します。
このサーボに交換するだけで驚くほどロボットの歩行性能が安定し、起き上がりも楽になります。
さらに金属ギヤを採用していますので耐久性がアップします!
2018.6.27追記
KRS-3304R2 ICS、KRSサーボ-3302ICSへの交換も同様に可能です。サーボを交換するだけでロボットの動作が全く変わります。ぜひお試しください。
■交換方法
サーボのサイズは同じですので、交換したい箇所のサーボを外し、そのまま付け替えてください。ケーブル、ビスもそのまま使用できます。
※交換したサーボのID変更を忘れずに行ってください。交換する前のサーボと同じ箇所の同じID番号を設定します。
※ニュートラル位置にご注意ください。取り付けの際にセンター位置がずれているとロボットが安定して歩行できなくなります。ニュートラルについてはこちらの記事をご覧ください。
今回はひざ下の6箇所のサーボを交換しました。
■比較動画
KXR-L2キット標準のKRS-3301のみを使用した状態と、アドバンスセットAと同様にKRS-3304を6個使用した状態の比較動画です。KRS-3304は、足首のピッチ軸とロール軸、膝に使用しています。歩行した際にぶれが少なく安定していることがわかります。
今回は比較をわかりやすくするためジャイロは搭載していません。
ハイトルクサーボ3304向けの高高速移動モーションです。移動速度が全く変わります。
詳細はこちらをご覧ください。
以上です!
簡単に交換できますので非常におすすめです!ぜひお試しください。
また、KXRアドバンスセットで組み立てられるKXR-L2 グリッパー付きヒューマノイド型は、標準でKRS-3304を装備しています。最初から装着済みをご利用になる場合はこちらをご購入下さい。