KRSサーボの通信モードについて

Posted on 2018.07.30 in ニュース

 

KRS-3300/3200シリーズの通信モードについて、表記に誤りがありましたので訂正致します。

 

誤:●初期設定:PWMモード

正:●初期設定:ノーマルモード(PWM/シリアル両対応)

 

対象サーボ:KRS-3301 / 3302 / 3304 / 3304R2 / 3204 ICS

 

お詫びして訂正申し上げます。

 

■ICSの通信モードについて

KRSサーボに採用している通信規格ICSの3.5/3.6で使用できる通信方式は「シリアル通信」と「PWM」ですが、選択できる機能としては「ノーマルモード」と「シリアル専用モード」の二つの通信モードがあります。

 

【ノーマルモード】

電源起動時の信号線のHigh/LowによってシリアルモードとPWMモードが切り替わります。

 500msHighの場合

  シリアル通信で制御するモードで起動します。各パラメータの変更もこのモードで行います。

 

 500msLowの場合

  PWMで制御するモードで起動します。

 

【シリアル専用モード】

電源起動時の状態に関係なくシリアル通信で制御するモードです。上記のノーマルモードでもシリアル通信は可能ですが、シリアル通信でサーボと通信する際に、誤動作やノイズ等で間違えてPWMモードに入ってしまわないようにシリアル専用モードを使用します。

 

詳細は『ICS3.5 / 3.6ソフトウェアマニュアル(コマンドリファレンス)』のP.24をご参照ください。

 

■シリアル通信で使用する場合

「ノーマルモード」「シリアル専用モード」のどちらのモードでも使用可能ですが、「シリアル専用モード」でご利用いただくとPWMモードに切り替わることがありませんので安心です。

 

※「ノーマルモード」「シリアル専用モード」のどちらでもRCB-4HV / RCB-4miniでご利用可能です。(KRS-3204 ICSはRCB-4miniとコネクタが合いませんのでご注意ください)

※Arduinoライブラリでご利用いただく場合もどちらのモードでもご利用できます。

 

■PWMで使用する場合

「ノーマルモード」でご利用ください。KRS-3300/3200シリーズは出荷状態で「ノーマルモード」になっています。

また、KRS-6000/4000/2500シリーズは出荷状態で「シリアル専用モード」になっていますが、「ノーマルモード」に切り替えることでPWMで制御できるようになります。

PWMの参考としまして、下記の記事をご参照ください。

 ■サポート記事『KRSサーボをR/Cプロポで使用できますか?』

 

 

■通信モード切替方法

通信モードの切り替えは、ICS3.5 マネージャーソフトウエアを使用します。COMと通信速度、IDを選択した状態で下記の手順で切り替えてください。
※設定の変更には別途Dual USBアダプターHSが必要です。

 

1.「読み込み」ボタンを押してサーボ内の各設定をマネージャーソフトに反映します。

 

2.「シリアル専用」にチェックが入っていると「シリアル専用モード」になっています。また、チェックが入っていない場合は「ノーマルモード」の状態です。

 

3.希望の設定内容に変更できたら「書き込み」ボタンでサーボに設定を書くことができます。

 

 

 

以上です。

KRSサーボは、上記の通り2つのモードで使用できます。マイコンボードやデバイスによってモードを使い分けてご利用ください。